内臓脂肪が増えることによるリスク&悪影響

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負のスパイラルが繰り返されることで様々な悪影響が…!

疲れている男性

内臓脂肪は生活習慣病を発症させるリスクの高い原因物質です。溜めこむことで、脂肪が分解される器官に悪影響が及び確実に健康状態を低下させていきます。

 

糖尿病、高血圧、脳梗塞など、今の日本は重篤な疾病が蔓延しています。

 

しかし、自分自身できちんと食事、運動などを含んだライフスタイルを改善すれば、おのずと内臓脂肪が取り込まれる環境を回避できます。内臓脂肪が与える悪影響やリスクを今一度知って、健康に気づかった毎日を送るように心掛けましょう。

 

糖尿病の発症リスクが顕著

内臓脂肪は血管中への過剰脂質の取り込みに相乗して、運動不足から筋肉で大部分が行われるはずの糖代謝ができない状態を生んでいます。糖分が双方で存在し、より糖尿病へのリスクを高めているのです。

 

特に知っておきたいのがインスリン抵抗性が高い現状です。インスリン抵抗性は上記であげたように、本来代謝されるべきはずの糖が肝臓や筋肉で余剰してインスリンの働きが機能しない状態です。このような状況では、たとえインスリンが分泌されてもその働きは大変弱いものになります。

 

そして糖があるのに糖が代謝できない事態が、内臓脂肪が多くなることで生じています。もし、ここで食事制限や運動を取りいれるなどの改善策を実践しないでいると、更にインスリン抵抗性の負のスパイラルが待ち受けているのです。

 

負のスパイラルに注意!

インスリン抵抗性によって糖が代謝できない状態は、エネルギー不足を生じます。

 

そして、体は必然的に他のエネルギー源を手に入れようとします。それが糖の代わりに脂肪を分解してエネルギーを得る方法です。

 

一見、脂肪を分解するのでダイエットに効果的なように思えますが実は大間違いなのです。脂肪組織からその分、遊離脂肪酸が増加してインスリン抵抗性が更に重度なものになります。

 

遊離脂肪酸の増加は脂質異常の大本です。ですから増加すれば当然、糖は代謝されず過剰成分として残存して、糖は増々増えていくのです。

 

遊離脂肪酸が恐ろしいのは増加した分だけ中性脂肪になって血液中にとりこまれていまうことです。そうすると反比例するように善玉コレステロールであるHDLコレステロール値が低下して、逆に悪者の中性脂肪値が上昇する負のスパイラルが繰り返されてしまいます

 

内臓脂肪が健康寿命をダイレクトに下げる

飲酒

内臓脂肪は恐ろしい病態源であることは今や多くの方が理解するところとなっています。もし、飲酒や喫煙の習慣があればさらに状態は悪化しますので、いち早く悪影響を取り除く必要に迫られているといえます。

 

年だから太るのはしょうがないと躍起になっていてはいけません。内臓脂肪は代謝を上げれば、上げたぶんだけ消費できる脂肪でもあるのです。

 

がむしゃらな運動や食事制限はかえってストレスを大きくして、継続性がなくなりますので、まずは無理をしない範囲で健康維持のために頑張ってみましょう。

 

因みに、内臓脂肪は肥満から高血糖、脂質代謝異常、高脂血症、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病など重篤な生活習慣病を発症させます。

 

そしてもっと恐ろしいのが、健康寿命を早めてしまうことです。ある医療機関の調べによると、内臓脂肪が多い傾向では脳梗塞や心筋梗塞の発症が高まるばかりではなく死亡率が健康な人に比べて20倍近くなるという統計が出ています。